テレワーク・リモートワーク・在宅勤務でサボる？だらける？
以前より一部のIT企業（web制作会社等）をはじめ優秀で仕事は出来るものの小さい子供がいて外に働きには出られない女性など、ごく一部の人はテレワーク・リモートワーク・在宅勤務を経験してきました。
しかし、こういった働き方を認められるのは、自由な場面でも自分を律することのできる一部の優秀な社員だけだったのです。なぜなら、自宅で仕事をしていると会社側の管理職は仕事内容を把握しずらくコミュニケーションもとれず、監視も管理もできない状態になるため誰にでもこうった働き方を認めてしまうと中には仕事をサボる人も現れると考えられるからです。
社員を怠けさせないために会社が考えなければならないことや、テレワークで働く社員の注意点について述べていきます。
やむを得ない事由で社員を在宅勤務にさせる必要があったら、会社側・上司は何に気を付ければいい？
最近になって、やむを得ない事由により、今まで テレワーク・リモートワーク・在宅勤務を一切認めていなかった企業も現在の状況を鑑みると柔軟な働き方に対応をせざるを得なくなってきています。
従業員からすると通勤も不要で煩わしい人間関係に悩まされることもなく一見自由で楽しそうな働き方に見えるテレワークですが、上司は管理できかねないことになる可能性もあり、いいことばかりではありません。
社内の情報漏えいに注意！パソコンのセキュリティ対策が最も重要！
社員に在宅で仕事をさせるにあたって、会社側が一番気を付けなければならないのはパソコンのセキュリティ対策、即ち情報漏洩対策です。
かつては残業しても仕事が追い付かない時であっても「会社の資料やデータをUSBメモリに入れて自宅に持ち帰って仕事をしてはいけない！」というのが会社の方針として主流でしたが、現状を踏まえるとそうも言っていられません。
会社側は情報漏えいを防ぐ手立てとして従業員に会社のパソコンを貸与する場合並びに従業員が在宅で利用する個人のパソコンにおいてもウイルスチェックを行ったり、機密保持契約書などを交わして情報漏えい防止策を練っておく必要があります。
進捗状況を確認しコミュニケーションを図る！
会社には様々な性格の人間が働いていますが、中には一人で黙々と働くのが好きな社員もいれば、自宅で一人働く事に不安を感じながら働くタイプもいます。そういった社員一人一人の性格を考慮し、上司側が社内システムやwebツールを使って、進捗状況を確認したり健康状態を気にかけることで部下に安心感を持たせることも可能になります。
また、一日1度だけでも進捗状況を確認していれば、仮にサボり癖のある社員であったとしても監視されているような気分になって真面目に働く気にさせることもできます。
テレビ会議（web会議）について
会社によっては、毎朝9時にテレビ会議（web会議）を行っているケースもあるようですが、自宅内のプライベートな空間を見られるのは避けたいので、こういった職場の場合には部屋の隅に机を配置したりと工夫が必要になります。
また女性社員は自宅に居ながら化粧や身だしなみにも気を使う必要もでてきますから、せめてチャット程度で終わらせてほしいものですよね。
在宅勤務で従業員側が怠けずにメリハリをつけて働くために気を付ける事
自宅で働くならば会社内で働いていた時とは違って、仕事と日常生活が混在した状態になる恐れがあります。そうならないためにメリハリをつけて集中して働く必要がでてきます。
在宅勤務経験者から聞いた話を基に自身のフリーランスの経験も加味して気を付けるべき点をいくつか述べます。
人に見られていなくても、起きたらパジャマから着替える
在宅勤務になると出社する必要がないため、当然通勤もなく誰にも会わない状態が続きます。そうなると気分的に怠け感がでますから、ラフな服装でいいので起きたらすぐにパジャマから着替える事をおすすめします。（何故か張り切って必要以上にオシャレをする人もいますが、自宅なのでweb会議がない場合には、動きやすい服の方が仕事もしやすく洗濯もしやすいのでお勧めです）
テレビやゲームのない部屋で仕事をする！
人は誘惑に弱いものです。
休日に日常的にダラダラとテレビを見る人は、平日であっても仕事部屋と同じ室内にテレビがあるとつい電源を入れて見てしまう人もいるでしょう。そんな人はテレビをつけたら最後、仕事に集中できないまま一日が終わってしまいます。
ゲーム好きな人も同様に近くにゲーム機があれば「1時間だけ！」なんて調子でゲームを始める人もいるでしょう。しかし一度始めると2時間3時間と経ってしまうものです。
ですから、これらの誘惑から逃れなければなりません。そのためには、そういった誘惑のない部屋で仕事を行うようにしましょう。
運動不足に注意！ 時には気分転換も必要！
会社勤務であってもIT系の企業に勤める社員やエンジニア・事務職は、ほとんど座ったままパソコンで仕事をすることが多いのですが、特に都会は通勤だけに片道1時間は当たり前で、自宅から駅までと駅から会社までは徒歩で移動するため、無意識の内に意外と自然に運動ができているものなのです。
それが在宅勤務になると通勤そのものがなくなる訳ですから、同時に歩くこともほとんどなくなってしまいます。そうなると運動不足になり筋力も低下する恐れがありますから、仕事が終わった後で、ちょっとした買い物に行って気分転換しながら歩いたり、公園など空気の綺麗な場所で散歩したりするなど工夫が必要になります。
在宅勤務はダラダラ食べる可能性あり！食べ過ぎ注意！
会社勤めだと、お昼休みも1時間しかなく仕事が日常的に忙しい人であれば食事も早めに済ませて、昼休み中にも仕事をしている人もいるでしょう。しかし、在宅勤務になると常に冷蔵庫に食材があって、中にはお菓子の買い置きをしている人もいるでしょう。
自宅に居るとついダラダラ食べる習慣がついてしまう恐れがあり、食べ過ぎてしまうことも考えられます。
ただでさえ運動不足になりがちな在宅勤務は、食事のコントロールも必要になってきます。
快適なテレワーク・リモートワーク・在宅勤務を送るために
以上のような事を踏まえつつ、オンオフの切り替えをキッチリ行いながら運動不足にならないよう健康に留意しつつ仕事にメリハリをつけて、快適なテレワーク・リモートワーク・在宅勤務を送ってください。
フリーランスはテレワーク・リモートワーク・在宅勤務と同じ状態だけどサボったりしないの？
フリーランスもテレワーク・リモートワーク・在宅勤務と同じような仕事の仕方に見えると思います。そうなると当然「毎日怠けずに真面目に働いているの？」といった疑問も出てくると思います。
答えは「怠ける日もあれば仕事に真剣に取り組む日もあります」といったところでしょうか。
フリーランスは、毎日毎日朝から晩まで真面目に働きはしませんが、収入は成果次第でありますからいかに成果を出せるかを意識して効率よく働く方法を考えながら仕事に取り掛かっているといえるでしょう。ですから昼まで寝ている事もあれば仕事上必要とあらば時には徹夜に近い状態で睡眠時間を削ってでも集中して働く日もあるのです。
会社員ならリモートワークをしていて例えサボったり能率悪く仕事をしていても毎月のお給料を会社側からしっかり貰えますが、フリーランスは成果を出さなければ全く収入を得られませんから、生活を維持する上でもやる時はやらなければならないのです。だから暇な会社で働くお局さんのように毎日会社に出社だけして、どうでもいい仕事をゆっくりやって働いたフリをする人はいないといえるでしょう。
フリーランスには、休む時は休み働く時は働くといったメリハリをつけて働いている人が多いのです。
もちろん年中だらけている人も中にはいますが、そういった人は収入は少なくてもいいと考えている人達なのです。
フリーランスは基本的に成果報酬のためあくまで仕事に対する評価＝収入なので、どういった働き方であれ誰に迷惑がかかる訳ではないので、その点は会社員とは違って気が楽といえますよね。
業種・職種によってはテレワーク経験後にフリーランスが増えそうな予感！
自宅で仕事をするとなると仕事量が可視化できますから、今までなら優秀な人にばかり偏っていた仕事内容や量についても個人個人や経営陣も把握することになる可能性はありますよね。
そうなってくると仕事量を平等に割り振ってくれるようになるか、もしくは優秀な人ならば仕事が多い代わりに給料を増やそうといった動きも出てくると思います。
逆にそういった配慮がない会社ならいっそのこと転職もしくは収入の不安定さはあるものの優秀な人であれば副業を経た上でフリーランスに転向するのもありですし、今後さらに自由な働き方を選ぶ人が増えてくると考えられます。
