飲食店の営業時間の決め方・カフェの開店時間の設定方法

飲食店の営業時間の決め方・カフェの開店時間の設定方法

カフェや飲食店の営業時間の決め方はターゲットや店のコンセプト・形態次第になります。

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飲食店の営業時間はターゲット(客層)や店のコンセプト次第

会社員をターゲットにする場合には、朝は会社の一般的な就業開始時間(8時~9時)よりも1時間~2時間早く開けてモーニングを提供する必要があります。

また、近所のお年寄りなど年金受給者をターゲットとする場合にも客層となる人達の朝の活動時間帯が早いため余裕をもってモーニングを提供できる朝の早い時間に開店しなければなりません。

ただ、早朝に開けている喫茶店のように毎日6時に開店する場合には店主は5時前には店に来て、トーストに添えるサラダなどの準備を始める必要がありますから朝に強い人でなければ続ける事が大変になってきます。

体力に自信のない人は無理な時間設定をしない

体力的に自信のない人やバイトが集まりそうにない場合には、無理をしない範囲で朝の8時に開店するなど、どこか自分の中で時間に対する区切りが必要になります。

学生向けの飲食店はランチの時間前の開店でも良い

学生向けの飲食店であればランチの時間の前に店を開けていればいいので、朝10時~11時の開店でも大丈夫です。その場合にも店主は料理の下準備の為に1時間以上早く店に来てランチの用意をしなければなりません。

営業時間は売上面だけではなく人件費も考慮する必要がある

売上面で考えると営業時間は長い方が、モーニングもランチもカフェメニューも数をこなすことができるので、朝早くに開けて夜遅くまで営業することが一番なのですが、一人で切り盛りする場合には余程の体力がないとそれでは体が持ちません。

また、バイトやパートに任せられる場合に長くお店を開けていても、お客様の入店がまばらだと今度は人件費が重くのしかかるので、どの時間帯をメインに据えるかの見極めが必要になります。

同じ商店街内でも飲食店やカフェによって営業時間はバラバラ!立地条件が全てではなくターゲットやコンセプトから開店時間を決める!

例えば同じ地域の同じ商店街の中にあっても、パンをメインに扱うカフェの場合には、店内でのイートインの他に朝食としても買って帰ったりする人が多いため、朝は早く開けるケースがほとんどですが、和食料理店などは夜のみの営業となる店も多いです。

この中間的なカジュアルな飲食店やカフェは朝は10時から11時頃に開店し夜は20時~21時頃に閉店する店舗が多いです。

このように、同じ商店街内にある立地でも店のコンセプトや形態によって客層も違うため、それに応じて営業時間を決める必要があります。

営業時間の変更について!長くなれば喜ばれるが短縮するとクレームが出る事も!

カフェなどの飲食店は実際には始めてみない事には、適切な営業時間を見出す事はできないのです。

ある学生街にできたカレー屋さんは、オープン時には営業時間を朝11:00~深夜24:00としていましたが、1か月経っても夜の時間帯の集客は増える事がなく2か月目には朝11:00~夜20:00に変更しました。

ただ、この際に営業時間の告知がなかったために夜遅くに来ようとしていた人達からクレームが出たこともあったそうです。

お客様は自分にとって便利になることは歓迎してくれますが、不便になることはクレームに繋がってしまいます。

出来ればあまり営業時間は変更すべきではないのですが、採算が合わない等で変更が必要な場合はサイトやSNSもしくは店頭の張り紙などで早めに告知しておくことが望ましいです。

ラストオーダーの時間も決めて明記しよう

ラストオーダーは営業時間の1時間前に設定している飲食店が多めですが、提供時間の早い軽食を扱う店舗の場合には30分前にしている店もあります。

稀にラストオーダーの時間の明記がなくランチの営業時間を11:00~14:00とサイトに記載している店もありますが、14時までに入れば大丈夫なのかと思っていざ店に行ってみると、実はラストオーダーの時間は13時だったということがありました。

こういった場合にはランチの営業時間11:00~14:00(L.O. 13:00)とハッキリと明記し、お知らせしておくことが重要です。

同じ11時から14時までの営業時間を提示していても店によっては14時までの入店のお客様には対応する方針の場合もあれば、自分たちの勝手なルールで何処にもラストオーダーの時間の表記がないのにも関わらず13時までしか入店させない店も存在します。

お客様からすると公式サイトにもTwitterなどのSNSにもどこにもラストオーダーの明記もないのに、営業時間までに行ったのにも関わらず入店できなかった場合には、その店に対して不信感を持ってしまいます。

そうならないためには、お客様の立場に立ってラストオーダーの時間もハッキリと明記しておくことが肝心です。

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