フランス料理店のホール係のバイト・パートの仕事内容と注意点

飲食店のバイト・パートの仕事

フランス料理店のバイト・パートの仕事内容と注意点

フランス料理店を利用する人は記念日に特別な料理を食べたい人や、腕のいいシェフが作った美味しい食事を楽しみたい人達です。

飲食店の接客は客層によっても多少違いはありますが、フランス料理店のホール係はバイトやパートであっても接客マナーを知っておく必要があります。

仕事内容自体はサーブ(給仕)が主な仕事で簡単ですから、ホテルのレストランのフランス料理店でも中卒や高校中退のバイトやパートを雇っていることもあります。

時給はカジュアルなレストランよりもずっといいのですが、身だしなみや言葉遣い、立ち居振る舞いには気を付ける必要があります。

スポンサーリンク

仕事内容

フランス料理店のホール係(ウエイター・ウエイトレス)の仕事内容は店の規模によっても多少の違いはありますが概ね下記のとおりです。

準備 「料理やワインの知識の習得」「テーブルセッティング」

お客様からその日のメニューの他にワインについても聞かれることもありますから、店のメニュー表に掲載されている商品については頭に入れておかなければいけません。

テーブルセッティングも行いカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)とナプキンの準備もしておきます。

オーダー確認

お客様がいらっしゃったらお席に案内して椅子を引いて着席されたらメニュー表を渡してオーダーを確認します。

基本的に前もってフルコース用にテーブルセッティングをしていますから、フルコースでない場合には不要となるナイフやフォークを下げます。また、お客様がライスを希望された場合はパン皿も下げます。

料理の説明

フランス料理をサーブ(給仕)する時には、その都度「前菜の○○でございます」「○○入りビシソワーズでございます」「オマール海老のポワレでございます」などとメニュー名を告げた後に毎回その料理についての簡単な説明をします。

そして食事の後にはタイミングを見計らってデザートやコーヒーをテーブルに運びます。

会計時のレジ対応

お客様の食事が終わった後には会計の際にレジ対応もします。

その時の支払い方法がクレジットカードであればサインをもらい控えを渡すなどの処理もあります。

電話応対

まれにですが予約の電話対応を任されることもあります。

日時・予約人数・希望の料理等、スケジュール表を確認しながら間違わないようにメモをしてオーナーやシェフの他、一緒に働くスタッフにも周知しておきましょう。

時給

時給は通常の飲食店よりも高めの設定であることが多いです。

地方の場合カジュアルなカフェが時給850円だとした場合、フランス料理店なら時給900円から1,000円くらいもらえます。

都心なら1,300円から1,500円程度の時給になることもあり仕事の割に高待遇です。

資格不要・学歴不問

正社員ならソムリエの資格が必要になることもありますが、バイトやパートは資格は特に必要がありません。接客業は今、特に人手不足ですから未経験でも全く問題なく雇ってくれることが多いです。

仕事内容も簡単ですからホテルのレストランのフランス料理店でも中卒や高校中退のバイトやパートも大勢いまして学歴も問われないことが多いです。

フランス料理店は高級な価格帯故に客層も良くお客様からも無理難題を言われることはほとんどありませんから、最低限の商品知識と敬語が使えればよく、カジュアルな飲食店に比べてもコミュニケーション能力もそれほど重要視されません。

フランス料理店でバイトをするなら接客マナーを守ろう

例えバイトでも店の雰囲気を壊さないように心掛け、お客様達が優雅な気持ちで過ごせるように丁寧な接客を心掛けなければなりません。

また、身だしなみを整え清潔感のある髪型にしておく必要もあります。

ホール係のウエイターなら髪は短めにして、ウエイトレスなら長い髪はまとめるか束ねておくようにしましょう。

体力は必要

一見、優雅に見えるフランス料理店のバイトですが、体力のない人にとっては立ち仕事は意外と大変です。

お料理を乗せるお皿も見た目以上に重さがありますから、体力は必要になります。

フランス料理店でお客様にプライベートを詮索するのはよくない

カジュアルなカフェや一般的な飲食店ならば店員さんや店主さんがお客様に声を掛けるのは、それほど違和感がありませんが、フランス料理店のバイトがお客様に対して友達感覚で声をかけるのはよくありません。

まれにホテルのレストランのフランス料理店でもプライベートを詮索してくる男性のバイトがいますが、食事中に用事もないのに何度もテーブルにやってきて、あれこれ聞かれると女性客は困惑し、その店に対しいい印象は持てなくなります。

来店時の挨拶以外で、どうしてもひと声かけたい場合には、せめて天気の話までで留めておきましょう。

個人店よりはホテル内のフランス料理店の仕事が楽

個人店はフランス料理店であっても規模が小さい店が多く、人件費にあまりお金をかけられないためバイトやパートを多く雇うことができません。

ですからどうしても一人当たりの仕事量が多くなります。その分覚えられることは多くなりますからやる気のある人にはおすすめですが、単にお小遣い稼ぎだけなら規模の大きなホテル内にあるフランス料理店の仕事の方が楽です。

規模が大きければ大きいほどパートやバイトの人数も多いことから、休みたい時にも融通が利くため休みやすく、ある程度当人の能力に応じた仕事の分担をしてもらえることがあります。

具体的にはレジ等の処理が覚えられない人にはサーブ(給仕)だけの仕事を任せるなどです。

私の知ってるホテルのレストランでは、もう5年以上も一番簡単な食後にコーヒーを運ぶだけの仕事をしているパートの男性もいますが、いくら能力不足にしてもあまりに簡単な仕事しか任されなければ他で使えない人間になってしまうので、そうならないように働く側もせめて時給分はしっかり働く気持ちで望んだ方がいいでしょう。

フランス料理店で働きたい人はネットの求人情報を利用しよう

フランス料理店で働きたい人はバイト・パートの求人情報等をネットで検索して情報収集をしてみましょう。