カフェ・飲食店ホール係りのバイトの仕事内容と求人情報
基本的に個人店ではオーナーがシェフを兼務するケースが多くバイトやパートを雇うとしたら、キッチン担当ではなくホール係りのウエイターやウエイトレスになります。
ですから、カフェ・飲食店ではホールのバイトの求人情報が多くなりますが、大型店のようにキッチン担当とホール担当のハッキリした境界線がない分、店舗が小さければ小さいほどやらなければならない仕事の種類は多くなります。
その分、覚える事も増えその結果できる仕事も増えますから規模の小さい店で働いた方が、自分の成長に繋がります。
カフェ・飲食店のホール係りのパートやバイトの仕事内容
一般的な個人経営のカフェ・飲食店のホール係りのパートやバイトの仕事内容や求人情報について掲載していきます。
お客様来店時の仕事
お客様がいらっしゃったら「いらっしゃいませー。何名様でしょうか?」と明るく声をかけ席に案内して、お水とおしぼりとメニューをお客様の元に運び「ご注文がお決まりになりましたらこちらのボタンでお知らせください」等、店ごとのお決まりのセリフを述べます。
お客様の注文が決まったら
お客様の注文が決まったら、席に伺い注文内容を聞いた後で、必ず復唱しメモします。(大型店では専用の端末に入力します)
料理とドリンクの注文の場合には「ドリンクは食後でよろしいでしょうか?」と必ず確認するようにしておけば、お客様も安心し、そこでちょっとした信頼関係が生まれます。
その後、キッチン担当(もしくはオーナーシェフ)に注文内容を伝えます。(大型店の場合には専用の端末に入力した情報がそのままキッチンにも流れます)
この時お客様が注文した商品がパフェやドリンク類だった場合はホール係りのパートやバイトが自分で作ることになります。
ドリンク類やパフェを作るのはホール係りの仕事
大きなホテルのレストランでしたら、ホール係の仕事と言えばパティシエが作ったスイーツをただ運ぶくらいなのですが、個人店だとパフェやスイーツを作るのはホール係りの仕事とされていることがほとんどです。
その他に、珈琲・紅茶はもちろんミックスジュースなども自分で牛乳とフルーツ缶をミキサーにかけて作ったりして各種ドリンク類も全てホール係りのウエイターやウエイトレスが作る必要があります。そのため、ホール係のバイトはカフェメニューの注文が多く入れば入る程に忙しくなります。
テーブルに料理やドリンクを運ぶ
料理やドリンクが完成しましたらお客様のテーブルに運び「お待たせいたしました。ご注文は以上でよろしいでしょうか?」と確認し、間違いなければ伝票ホルダーをテーブルにおきます。
レジ対応
お客様が食事を終えて帰られる時のレジ対応もホール係りの仕事になります。(慣れるまではオーナーや他のスタッフが対応してくれる店舗もあります)
レジの清算の際には割り勘を希望されるお客様やクレジットカード払いを希望されるお客様もいらっしゃいますので、その都度適切な対応が必要になります。
また、店によっては電子マネーでの会計処理やポイントカードの対応もあります。
店の方針にもよりますが、レシートを渡す際に「ありがとうございました。またお越しくださいませ」等とお客様の再来店を促すための挨拶をする事もあります。
お客様が帰られたらテーブルの片付け
お客様が帰られたら使用済みのお皿やコップなどをトレーに乗せて素早く片付け、除菌スプレーなどでテーブルを拭いて次のお客様の来店に備えておきます。
空いた時間には清掃
基本的にどの店でもバイトの手の空く時間帯というのがあります。
オーナーが親切な人だと勤務時間中の手の空いた時間に賄いを振る舞ってくれることもありますが店によっては時給が発生するからと休憩をさせてもらえないケースもあります。
そういう時には大体掃除を命じられることが多いです。
店によってはトイレ掃除や駐車場の草むしりなどを頼まれることもあります。
求人情報について
カフェ・飲食店のホール係りのバイトやパートの求人は年中どこかしら出ています。
パート・バイトの求人は下記サイトからご覧いただけます。
結構な数の求人がありますよね。しかもバイトが決まれば1万円もらえるという好待遇。
そのくらい店自体が多いというのもありますが、バイトやパートの求人は正社員で募集される仕事とは違って、長く勤めたからといって特別なスキルを得られる訳ではなく、ボーナスや退職金もありませんから、あまり長く勤める人もおらず結構人の入れ替わりが激しいからという理由もあります。
具体的には大学生が学生の間だけお小遣い稼ぎで働くというケースや小学生の子供がいて融通の利く簡単な仕事を探している主婦などが一定の期間しか働かないというケースが多いからです。
ホール係りのバイトの時給・勤務時間について
ホール係のバイトの時給は地方であれば900円~1,000円前後の店が多く、都心であれば1,200円~1,300円前後の店が多いです。
飲食店未経験者の人は可能であれば最初は週に2~3日程度のシフトにさせてもらい1日当たり3~4時間程度と短めの希望を出した方がいいです。
元々体を動かすのが好きな人や飲食店経験者は初日から長く働いても大丈夫ですが、それ以外の人達は慣れない仕事を長時間すると疲れてしまうからです。
慣れてくれば自分の都合がつくようなら勤務時間を長くしていけばいいのですが最初の内は1日5~6時間でさえも、ずっと立ちっぱなしで仕事をするのは想像以上に疲れるものです。
休みやすいのは大規模レストラン・スキルを身に着けたいなら小さい店舗
休みやすさやシフトの融通などで有利なのはホテル内などの大きなレストランになりますが、この場合仕事が細分化されすぎて、能力のない人にはコーヒーを運ぶ仕事だけを与えられたりします。
こうなると当然スキルは全く得られず転職の際に「ホテルのレストランで働いたことがあります」と言ったところで他では使いものにならない人材になってしまいます。
楽して時給を稼ぎたいのなら規模の大きなレストランで働いた方がいいのですが、多少なりともスキルを得たい場合には小さなレストランの方が一通りの仕事を覚えられたり、仕事の流れの習得もできやすく飲食店の仕組みについての理解も早くなります。
未経験者歓迎・資格不要・学歴不問の求人が多い
カフェなどの飲食店のバイトは資格も不要で以前より高校生でも応募できるところが多く、私の高校時代も飲食店でバイトをしている子が多かったです。近年は特に人手不足ですから未経験者でも歓迎してもらえますし、中卒・高校中退でも本人のやる気さえあれば雇ってくれる店が多いです。
ただ、やはりそこは接客業。当然ながら接客マナーは必要になってきますので、清潔感のある服装や丁寧な言葉遣いは必須です。
時折、マナーをわきまえないようなぶっきらぼうな接客をしているバイトやパート社員もいますが、そういった態度はお客様からのクレームに繋がる恐れもありますから注意が必要です。
応募前に店の雰囲気を見ておいたほうがいい
ネットで求人情報を見つけていきなり応募してしまうと、いざ働くようになってはじめて職場を知ることになり、イメージと全く違っていたなんてことにもなりかねません。
そういったことを避けるためには、一度は客側として行ってみて職場の雰囲気をみてから応募した方が無難です。
特にワンオペの店は人件費を抑えることしか考えていない経営者が多くブラック企業である可能性も否めません。
やはり、そこで働く従業員が自然な笑顔でお客様と接している店の方が雰囲気がよく、働きやすい職場と言えます。
頻繁に求人を出している店には注意
毎回毎回、いつも同じ店が求人を出している場合には、それだけ多くのバイトやパートが早々に辞めていて、店側も問題に対して何も対策していないということが推測できます。
求人を頻繁にだす店はブラックな職場であるケースが多いことから、その手の店は避けておいた方が無難です。