飲食店の人手不足どう解決する?
昨今、サービス業の中でも特に飲食業界では人手不足が問題となっています。
人材募集の際にも少しでも多くの人に求人の応募をしてもらうため「学歴不問・未経験歓迎」で求人を出す飲食店がほとんどですが、門戸を広げたところで人手不足故に良い人材が集まらず人材の確保に苦慮している経営者も増えてました。
高待遇の働きやすい職場を提供することで良い人材を集めなければ、カフェや飲食店の経営を継続していくことが難しくなってきますので、好条件の求人を行いできるだけ良い人材を確保していくようにすることが肝要です。
それでは今から飲食店のバイト・パートの求人方法や離職率を抑える方法について見ていきましょう。
店頭に求人募集の要項を貼っておく
店頭で求人募集の案内をしておけば広告費もかからない上に、応募者は一度はお店の雰囲気を見てくれていることから、いきなり求人サイトから応募してくる人に比べてミスマッチがないなどの利点があります。
求人要項を作成する時には時給は明確に記載し、休日や勤務時間は応相談としておけば応募者も希望を述べやすくなります。
※大学生・主婦歓迎などと記載しておけばより具体的なイメージが湧き応募しやすくなります。
※時給は近隣の飲食店より少し高く設定した方がより人は集まりやすいです。
(具体例:近隣の飲食店が900円で募集していたら950円もしくは1,000円で募集します)
求人サイトを利用
知人の伝手もなく店頭の求人で人が集まらなければ費用はかかりますが求人サイトを利用しましょう。
良い人材を集めるには高待遇(給料・休日)を用意すること
やはり誰でもそうですが同じ働くなら少しでも給料の良いバイト先で働きたいものです。
また最近は時給だけではなく、時間の融通が利く休みやすいパート先やバイト先が好まれるようになっています。
特に国立大学の学生や名門私立大学の学生は頭も良く覚えも早く礼儀正しいことから、バイトとしては最高の人材ですが、いくら優秀だからと言って働かせすぎてはいけません。
本人から休日取得の申し出があればできるだけ調整してあげるなどの配慮をする必要があります。
またランチ時など忙しい時間帯だけ主婦のパートに来てもらう方法もあります。
ただし小さい子供さんがいるパートの場合には急な休みが必要になることもありますから、バックアップできる体制も考えなければなりません。
用事がある時に休みやすい職場はパートやバイトにとって非常に魅力的に映るのです。
高待遇が無理なら、丁寧に教育すること
時給の捻出が難しい場合、最低賃金に合わせた低い時給で求人を出すことになりますが、それでは良い人材が集まらない可能性もあります。
その場合、飲食店バイトの未経験者の応募が多くなる可能性もあります。
飲食店未経験の人からしか応募がなかった場合にも、少しでもやる気のある人に丁寧に教育することで対応していくしかありません。
採用後は時給アップと労いの言葉で離職率を抑える
採用後は本人の能力等を考慮しつつ仕事内容を教えていきましょう。
その中で真面目に意欲的に働いてくれる人には、労いの言葉と共に時給アップも行えば、離職率も抑えられ、さらに活躍してくれます。
※離職が頻繫に起こった場合には求人にかかる費用も膨らみますし、その度に教育にかける時間も増えますから、パートやバイトで日々頑張ってくれている人には、それなりの報酬と働きやすい環境を用意し出来るだけ長く働いてもらえるようにしましょう。