カフェや飲食店の多くはスタッフ数人で働いていますから、お昼の営業の場合にはお客様からのセクハラ被害は基本的にはありませんし、目撃したことがある人自体少ないと思います。
ですが、お客様の中にはそういう店でないと知りつつも、真昼間から女性の店員を見つけては絡み付いたりセクハラをする男性客もいます。
カフェや飲食店でも客からのセクハラはある!
私は昼間のカフェで過去にセクハラ現場を2回くらいしか見たことはありませんが、スタッフの女性に絡み付いていたのは、どちらも60代~70代前後のオジサンでしたね。
若い男性は比較的礼儀正しい人が多くパワハラやセクハラをするような人も少ないのですが、60代~70代前後の人は高度経済成長期に会社員になっており、その当時は男性優位の社会であったため、その頃にはまだセクハラやパワハラという言葉自体が存在せず、会社でも何をしても許されていたような風潮があったため、その頃と現代も同じものだと錯覚している人もいるのです。
しかも、その年代の人達は年金も十分に貰える年代であり暇を持て余しているので、場違いのカフェや飲食店に訪れてはセクハラ行為を行うことがあるのです。
そんなに元気があるのであれば趣味を見つけたりボランティア活動でもすればいいのですが、こういった行為を平気で行う連中は社会貢献活動には消極的だったりします。
カウンター席が危険!
テーブル席なら注文を取って料理さえ運んでしまえばあとは相手にしなければ、オジサン達も退屈になってきて、しつこく絡む事はありませんが、カウンター席のあるカフェや飲食店ではここぞとばかりにカウンター席に座り込んでは、カウンタ―内でドリンクを作る女性達にセクハラ発言を連発したり我が物顔で振る舞うこともあります。
セクハラ客への対策
セクハラ客は客であるように見えて実際は客でありません。変なおじさんが店に居座っておかしな発言をしていたら他のお客様が居づらくなって帰ってしまいます。本人に自覚はなくてもある意味営業妨害になっているのですよね。
そういった場合には変なオジサンには帰ってもらうのが一番ですが、注意すると逆恨みしたりトラブルに発展してしまう恐れもありますから、なるべく穏便に済ませたほうが無難です。
角を立てないような対策としては女性はオジサンから見えない場所(具体的にはキッチンの奥やスタッフルーム)へ移動し、男性スタッフに代わってもらえばいいのです。そうするとオジサンはつまらなくなって早々に帰っていきます。
オジサンは食事やドリンクを楽しむことが目的ではなく、女性に絡んでは誰も聞きたくないような過去の自慢話やセクハラ発言をしつつ、女性を軽視し自分が優位に立つことが来店の目的なんですよね。
ですから、目的の女性がいなくなると退屈になってしまうのです。 男性に話しかけても面白くありませんからね。
ただし鈍感なオジサンは避けられているのがわからずにその後も来店してしまうことがあるかもしれません。
そういった場合はその都度、セクハラオジサンが来る度に男性店員に代わってもらえば、いくら鈍感なおじさんでも、そのうち自分が嫌われていることを察するでしょう。
出来れば自分から去って行ってくれる方がトラブルにならないため安全です。
女性は愛想を振りまいてはいけない!
女性が対応する他に方法がない場合は「愛想よくしない事」がポイントです。
セクハラ発言に笑顔で対応していたらオジサンは嫌がってないものだと錯覚してしまいます。
冷たくあしらう事も必要なのです。
何を言われてもニコニコしていたら、ここでは自分の無理が通ると思われかねませんから注意が必要です。
警察に通報することも考えておいて!
店をやっている以上、出来るだけトラブルは避けたいところです。
ですが、中には客のフリをしたヤバい連中もいます。
そういった場合は躊躇せず警察を呼んだ方がいいと思います。過去には自分でその場を収めようとしてスタッフが通報をためらったばかりに、謝罪に入った店主が命を落としたケースもありましたからね。
おかしいと感じたら早い段階で悪意の芽を摘んでおくことも必要なのです。