ラストオーダーを明記していない飲食店の巧妙さよ!

カフェ・飲食店経営

世の中には様々な飲食店が存在しています。

個人店や庶民的な店であればラストオーダーの時間が明記していなかろうと、細かい決まりがなかろうとも別にいいのですが、高級店であれば、お客様の立場に立って考えると、その辺きちんとしてもらいたいものです。

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閉店時間=ラストオーダーのレストランもある

高級店であってもラストオーダーの時間を書いていないレストランもあります。

この場合、下記のように2つのケースがあるのです。

1.閉店時間=ラストオーダーの時間である場合(閉店直前の入店でもOK!お客様の食時のペースに合わせて閉める)

2.閉店時間=完全に店を閉め切る時間(お客様はこの時間には絶対に店を出なければならない)

1のように例えば閉店時間を20時と書いてあっても、それが入店時間の締め切り時間を意味している店もあります。具体的には20時ちょうどにお客様がいらっしゃれば快く店内に迎え入れてくれて、食事を食べ終わって少しまったりするまで滞在を許される店です。この場合、お客様は配慮を気に入って今度はもっと早く行ってみようという気持ちになりリピーターになることでしょう。

2.は閉店時間までに食事を終えて20時までに店をでる必要があるケースです。この場合は、店側も閉店時間ジャストに店を閉められればバイトの余分な時給も発生しないので経費は抑えられますが、客側から見るとラストオーダーの明記もないため不親切でわかりにくい店にしか映りません。こういった店は殺伐としているケースが多く、多くのお客様はこんな店には二度と行きたくないと感じることでしょう。

ラストオーダーの時間を敢えて書かない高級レストランの巧妙さ(客の選別)

一番タチが悪いのがラストオーダーの時間を敢えて書かない高級レストランです。

閉店時間20時としか明記がなく、高級な料理を注文する常連客であれば閉店5分前の19:55の入店でも従業者総出の歓迎ムードで迎え入れてくれますが、そうではない客が19:30に来たとしても「閉店まで後30分しかありませんので、この時間では厳しいですね」とやんわり断るのです。

これはもう明らかに高級レストランに利益をもたらせる客かどうかだけで判断している訳です。

高級レストランは会場の貸し出しなどもやっていますから、レストラン会場を頻繁に利用する顔の広いお客様はレストラン全体に利益をもたらす人であることから特別扱いになるのです。

しかしそれは裏を返せば「お金にならない客は来なくて結構!」という姿勢なのです。

非常に巧妙で、えげつないと感じてしまいますが、こういったレストランも実在します。

それならまだ、平等にラストオーダーの時間で区切ってくれた方いいのですが、あえて上客に優越感を持たせるために客を選別しているんですよね。

人によって対応や態度が違ったりする店員のいる高級レストランは好きになれませんし、自分が優遇される側だったとしても他のお客様を断っているのを見ていたら、いい気はしませんよね。

本来ならこういった対応は他のお客様の目に付かないところでやるべきなのです。

ラストオーダーの時間は明記した方が良い!

飲食店って経営者側になるとお客様の気持ちや状況より、利益を優先して考えがちになりますが、利益は確保しつつ、利用するお客様側の立場に立って考えなければならない大事な問題です。

ラストオーダーの時間は明記し、その時間までの入店であれば入店OK!!等ハッキリと明記した方が親切で印象が良いです。