某シティホテルのフレンチレストランに行った時のことです。
そのホテルには洋食の他にも複数のレストランが入っており、全てのレストランのランチ営業のラストオーダーは14:30で、それは公式サイトにも記載されています。
ランチ終了後一旦レストランを閉めるのは知っていましたし、閉店時間の記載はないもののお客様がいなければ15時、いらっしゃれば最後のお客様が帰られるまでがランチの営業時間と以前にホテルの方から聞いていました。
私はこのホテルのレストランを時々利用していて、なるべく13時半前に入店するようにしているのですが、まれに入店が14時を過ぎてしまう事もあります。それでもラストオーダーの約30分前ですから、フレンチ以外のレストランでは今まで快く席に案内してくれていました。
閉店1時間前ラストオーダーまで30分!なのに入店拒否された話
先日、久しぶりに14時5分にフレンチレストランに行ってみたら、まだ閉店まで約1時間、ラストオーダーの時間までは約30分近くあるのにも関わらず、入口で男性店員が腕時計を見せながら、「この時間ですからね。遅いんですよ!!」と言われました。
「今からではもうダメなんですかね?」と聞いたら、「もう2時過ぎてますからね。今からじゃ・・・コース料理しかないのに・・・」ブツブツと暗に帰れとばかりな言い方をされました。
新規客ではないとわかると途端に店員から入店を許可されたが後味が悪い
私は「ラストオーダーが14時半なのに14時5分の段階でもう入店不可なんですか?」と聞くと、急にその男性店員はヤバイって顔になって「15時にはレストランを一旦閉めますからそれまでに店を出て行ってくれるのなら構いませんが」と一転入店を許可されることになりました。
恐らくは私がラストオーダーの時間も何も知らない新規客ならこの方法で追い返されていたところでしょうが、このレストランのラストオーダーの時間を知っていたことから、新規客ではないことがわかり、その男性店員も嘘を付き通しても騙せないと思ったのでしょう。
どこのホテルのレストランも責任感のないパート・バイトが増えてきた
最近はホテルの高級レストランとはいえ働いているのはパートとバイトがほとんどですからね。
前述したような案内係りでさえ責任感がないのです。彼らはお客様が何人来たところで自分の時給が増える訳ではないから極力働きたくないという考えらしくて、自分の仕事が増えるのが嫌で営業時間であっても平気で嘘を付いてお客様を追い返そうとするようなのです。
最近のホテルのレストランにはこういった呆れたバイトも結構いるらしいんですよ。
もちろん、一所懸命働いているパートやバイトもいますが、今はもう真面目に働いている人の方が少数派のようです。
そもそも14時半ラストオーダーで15時閉店はフレンチではありえない時間設定(30分でコース料理は無理)
私は入店後すぐにオーダーしまして急いで食べましたから、コース料理とはいえ14時50分には全て食べ終わって15時前にはお支払いも済ませて店を後にできましたが、そもそも14時半がラストオーダーで15時閉店の時間設定がおかしいですよね。
いくら何でも30分でフレンチのコース料理は無理でしょう。
その30分には調理時間も含まれている訳で、順番に出されてくるお料理をゆっくり味わって食べる事さえできませんよね。
14時10分頃に注文した私の料理の前菜が出てきたのは14時20分頃だった訳ですよ。そうすると14時半に注文した人はどんなに早くても10分後の14時40分頃に前菜が出てくるんですよね。それからスープ・メイン・デザートまで作って→出して→食べる工程を踏まえると、どう考えても15時は過ぎるでしょう。
だから、そもそもの時間設定自体がありえないのですよ。
15時に閉店するのなら、ラストオーダーの時間を14時にすべきなんですよね。
もしくは
14:00 コース料理のラストオーダー 14:30ドリンクのラストオーダーと書いておくべきなのです。
現に他のフランス料理店はどこもラストオーダーから閉店までの時間は最低でも1時間は取っていますよ。
ラストオーダーから30分で店を閉めるって、今時その辺のカフェでもあまりみない光景です。
支配人に改善依頼した
私は最初黙って帰るつもりだったのですが、新規客にはあんな態度を取っているのかと思うと、ちょっと問題ありだなと思って、ホテルの支配人にフレンチのバイトの発言といい、私が新規客ではないとわかると態度を変えたことといい、そもそもコース料理でラストオーダーの時間から30分で店を閉めること自体が無理があるのではないでしょうか?とも伝えてみました。
そうすると、支配人は「ラストオーダーの時間までは入店案内すべきであり、お客様がせっかくいらしてくださっているのに15時には店を閉めるから出るようにというのもおかしい。お客様の食べるペースや都合に合わせてフレンチレストランは最後のお客様が帰られるまでは開けておくべきであり、私共の教育不足です」とおっしゃっておりました。
従業員教育が行き届いていない事や人手不足も要因らしい
ホテル側も離職率が高く人手不足もあって、接客に適さない人までも採用する他ないようで、そうすると今回のようなことが起こってしまうみたいでした。
前述の男性店員も仕事を任せてまだ1~2か月程度の人だったそうですが、結局いい加減な人に接客を任せてしまうと徐々に客の信頼を失くしていき売り上げは低迷し、給料も上がらないから良い人材も入って来なくなる悪循環を招くだけなんですよね。
パートやバイトの接客レベルにしてもコメダやスタバの方がホテルのレストランで働いてる人達よりずっと高いんですよね。コメダやスタバでは新人さんでも一生懸命生き生き働いているのがこちらにまで伝わってくるんですが、ホテルのパートやバイトは嫌々働いている人が多いみたいでホスピタリティがない人が増えてきたように感じます。
スタバやコメダのバイトのような「ここで働きたい!」「知識を得たい!」「接客を学びたい!」という意識の高さが微塵もないような「楽してサボって時給だけもらいたい!」という人達がホテルのレストランのバイトに増えてきたんでしょうね。
まぁ確かにホテルのレストランのやる気のないバイトにとっては覚える事もなく、バイトの人数も多いから人によっては料理を運ぶだけで時給がもらえるのですからね。こういう残念な人達が集まってくるのも仕方ないのかもしれません。
社員教育の徹底と一人一人のおもてなしの心を育んでいくしかないんでしょうが、人手が集まらない事には適任者が出てきませんから難しいところですよね。