「webライターの仕事を土日返上で頑張ったので月に8万円稼げました!来月末で仕事を辞めてフリーランスになります!」
なんて宣言する人をTwitterで見かける事があります。
月に8万円を毎月稼ぐことが出来たなら1年で96万円の収入ですよね。さらに多少頑張る月があったと仮定してせいぜい年収100万円といったところでしょう。
果たしてそれで生活していけるのでしょうか?
年収100万円で生きていけるのか?
そもそも駆け出しのwebライターの仕事は単価が低く、年中まとまった量の仕事がある訳ではありません。
年収100万円に到達するのは容易い事ではありませんが、ここでは年収100万円に到達したと仮定して、それで食べていけるのかを検証していきます。
大都市では年収100万円での生活は厳しい
大都市だと賃貸物件を借りるにしても、狭小物件やシェアハウスであっても家賃が月5万円前後は必要になります。
家賃に加えて水道・電気・ガスなどの水道光熱費が月に1万円は必要でしょう。
その他にはwebライターの仕事に欠かせないインターネットのプロバイダー料で月に5千円、さらに食費を月2万5千円に抑えたとしても月に9万円の出費になり、年間で計算すると108万円になり、8万円オーバーしてしまいます。
これではスマホも持つことができませんよね。そうなると仕事で緊急の連絡もできませんから、益々低単価のWebだけで完結する仕事しかできなくなってジリ貧になるでしょう。
実際には、フリーランスになると毎年この他に国民年金や国民健康保険料を収めなければなりませんから年間数十万円の赤字になってしまいますよね。(この他にも会社員を辞めると翌年に住民税を数十万円払う必要があったりしますから100万円位の貯金があってもあっという間になくなりますよ!)
よって、かなり節約したとしても大都市で年収100万円で生活することはほぼ不可能だと考えられます。
田舎の持ち家で一人暮らしなら生活できるかも
田舎に先祖代々の土地があり人が住める家屋を持っている人は、そこに移住すればどうにかなるでしょう。
田舎の持ち家を利用すれば家賃が不要になり、代わりに固定資産税を納める必要はありますが地方の土地や築年数の古い木造の家屋は税金も安いので年間10万円前後~年間20万円程度(月に1万~2万円程度)の支出と考えておけば十分でしょう。
家庭菜園で食費を抑える!
持ち家は庭付きであると仮定すれば家庭菜園で野菜や果物を育てる事ができます。具体的には夏はトマト・キュウリ・ナス・オクラ・ピーマン・紫蘇などを栽培でき、果物ではスイカやブルーベリーを育てる事もできます。
トマト・きゅうり・ナス・ピーマンなどの苗は各野菜100円前後で購入できますが、たとえばトマト・キュウリ・ナス・ピーマンなんかだと収穫時期になると1つの苗から毎日たくさんの実がなりますからトータルで5万円分くらいの野菜は食べられるでしょう。キュウリはサラダや漬物に大活躍しますしナスは焼いたり揚げたり煮物にしたりとレパートリーも多いです。
ピーマンとトマトは冷凍もできますから、たわわに実った時に食べきれないと思ったらタッパに入れて冷凍しておくといいですよ。
ちなみに紫蘇は2本位種を取る用に、葉っぱをむしらずそのままにしておけばやがて種が落ち来年には、わんさか紫蘇の新芽が出てきて食べ放題状態になりますから豚肉で巻いて焼いたり、刺身のツマにしたり、千切りにしてサラダに入れたりできます。
冬は大根や人参を育てておいて、1本づつ食べていけばスーパーで野菜を購入する頻度も減って食費の節約にもなりまして、同時に空腹を満たすことも出来ます。よって食費は月1万円以内に抑えることができます。
釣りで魚を捕る!
釣りが趣味という方なら竿を持って海に釣りに出かけると岸からでも美味しい魚を釣れることもあります。
新鮮なのでお刺身にしたり焼き魚にしたりと、ご飯のおかずにもなりますよね。
毎月の出費は驚異の3万円!
水道光熱費は月1万円と考えて、この他にインターネットプロバイダー料が月5千円に格安スマホ代月5千円として、食費1万円を入れても月に合計3万円の出費。年間にして36万円の出費ですから、固定資産税と国民年金や国民健康保険料を払ってもまだ余裕がありますよね。
お金に余裕があれば体調が悪いとすぐ病院にも通えますし、交通費や洋服代、ちょっとした趣味くらいならお金をかけることもできます。
自転車があればどうにかなる!
田舎だとスーパーやコンビニが離れた場所にあるケースもあり、バスや電車は1時間に1本なんてこともありますが、自転車1台あれば買い出しにも困らず運動にもなるためいいかもしれません。
田舎に土地も家もない人でも、安い賃料の賃貸物件を探せばどうにかなる!
田舎に持ち家がない人でも築年数の古くて安い賃料の物件を探せば月2万円程度の物件もなくはないので、賃貸物件でもどうにかなると思います。
結論:田舎暮らしなら年収100万円でも生活できる!
上記を踏まえると、田舎暮らしならば年収100万円でも倹約すれば十分生活はできるでしょう。
さらに余裕ができれば保険に入ったり、国民年金基金もかけられるようになるでしょうし、何よりあくせく働く必要がないためスローライフを送ることができそうです。
困った時には賄い付きの飲食店のバイトで凌ぐ!
それでも年収100万円で生活するとなると心もとないですよね。最初は上手く行っていても何かの拍子に生活に困窮するような事もあるかもしれません。そんな場合におすすめなのが賄い付きの飲食店のバイトです。飲食業界は恒常的に人手不足ですから、学歴・職歴・資格不問で雇ってくれるレストランやカフェが多いです。
もし生活に生きずまったら賄い付きのレストランでバイトすれば食事代は浮きますし、バイト代は入るし、運動にもなるしで一石二鳥以上の価値があります。