Webディレクターに未経験で採用されるために必要なスキルとは?

Web制作関連

東京を中心に求人数が急速に増えているWebディレクター。

未経験であってもITに関する基礎的な知識に幅広い能力と行動力、そして社内外の調整に必要となるコミュニケーション能力に長けていれば採用される可能性はありますが、できれば自身のサイト運営の経験があった方が良いでしょう。

その理由とWebディレクターに必要なスキルについて解説していきます。

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サイト運営の経験があればWebディレクターに採用されやすい

サイト運営者であるWebマスターであれば、Webディレクターに必要となる下記項目を熟知していることから クライアントのニーズに合わせつつ、集客やコンバージョンも考慮した的を射た施策を提案できまる可能性が高くなりますから、 Webディレクターに採用される確率も上がります。

Webディレクターに必要なスキル

■ SEO・SEMに対する理解力 (基本的な検索エンジン対策やマーケティングの知識) 

HTML・CSSの習得 (サイトの構造が最低限理解できるレベル) 

■Googleアナリティクス・Googleサーチコンソールを始めとするアクセス解析・データ分析

■SEO以外でのサイトへの集客やCVに向けての施策

サイトを運営し必要とあらばリスティング広告で費用対効果を検証したり、SNSを駆使して集客したりとPDCAサイクルを回せるだけの幅広いITの知識と最新の情報をキャッチできる情報収集能力があれば、Webディレクター職としては未経験であったとしても採用される可能性はより高まります。

コミュニケーション能力は重要

さらにいえばクライアントとの打ち合わせの際に円滑なコミュニケーションしつつ相手の要望を的確に読み取りながら日程の調整をしたり、必要とあらば数字を具体的に示し論理的な説明をしつつ集客やコンバージョンに導けるようなコンサル的な役割も担いながら最適な提案ができれば、 クライアントからの厚い信頼が得られ今後の活躍も期待できるようになるでしょう。

また、社内に於いてはデザイン部門やエンジニア部門との内部の調整などを経て実績を積んでいけば、Webディレクターを統括するWebプロデューサーになることも可能です。

フロントエンドエンジニアの勉強もすれば仕事の幅が広がる

自分のスキルを磨き仕事の幅を広げたいのであればエンジニアの勉強を始めるのも効果的な方法です。

Web系のエンジニアは大きく分けて2つありまして、一つはWebサイトの目に見える部分をコーディングしていくフロントエンドエンジニア、そしてもう一つはユーザーが直接目に触れることのないシステムを開発するバックエンド(サーバーサイド)エンジニアです。

Webディレクターはクライアントから受注した案件をデザイナーの他にフロントエンドエンジニアとバックエンド (サーバーサイド) エンジニアと共に各項目ごとのスケジュールに沿って進めていかなければなりません。

バックエンド (サーバーサイド) エンジニアには高いスキルも求められますが、フロントエンドエンジニアであればWebサイト運営者として培ってきたHTML・CSSの知識を活かせることもできますし、さらにプログラミング言語のJavaScriptやPHPを覚えれば動的ページの作成も可能になりますから仕事の幅もグッと広がります。

エンジニアの仕事にも興味はあるものの、コーディングの機会が少なく技術面で自信がないといった場合には、Webディレクターとして一旦サイト制作会社などのIT企業に就職し、そこでプログラミング言語のJavaScriptを学びつつ最終的にフロントエンドエンジニアの仕事を覚えていくという方法もおすすめです。

サイト制作会社の求人数も多くWebディレクターは未経験でも採用されやすい

東京都内を始め都市部では特にサイト制作会社の求人数も多くなってきており、プログラミングの知識はなくても、HTML・CSSが多少理解できる程度でSEO・SEMの基礎知識があれば未経験でもWebディレクターとして採用もされやすく、そういったIT系の会社ではフロントエンドエンジニアの求人も多いため、意欲的に覚える気のある人であれば、ディレクターとしての仕事をしつつ、 JavaScriptやPHPなどのプログラミング言語を覚えていけばフロントエンドエンジニアとして活躍できる可能性も高いです。

またマーケティングやコミュニケーション能力が強く要求されるディレクター職以外にも JavaScriptやPHPなどといったプログラミング言語を理解し技術面を補うことで、他のフロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニア達との社内の調整もしやすくなり さらにのクライアントの要望によりスピーディーに答えることもでき、社内での評価も上がるでしょう。

そこから自分に合っている仕事が、Webディレクターなのかプロデューサーなのかエンジニアなのかを見極めることもでき、幅広い知識を得る事でさらなる選択肢を広げることもできます。

人手不足のIT業界に未経験で就職するなら今がチャンス!

IT業界は特に人手不足ですから未経験者でも採用されやすくなっていることからwebディレクターとして就職するなら今がチャンスです。

3年後5年後となるとITに長けた人材も一気に増えますから後々競争率は高くなってしまうことが予想されます。Webディレクターの仕事に興味のある人は一刻も早く行動しましょう!

また、会社に入社すれば一つのことしかできない人よりも二つの職種、もしくは3つの職種をそつなくこなせる人の方が会社から重宝されます。様々な知識や技術を習得することで自分の価値も高めることができますから転職する際にも市場価値が上がります。

ただし地方での就職は難しい

人気のIT系の仕事も地方に於いては企業数そのものが少ないことから、求人自体が少ない傾向にあります。

やはり Webディレクター などの職種を希望する人は東京近郊や大阪近郊で働くようになる傾向が高いです。

Webディレクターに限らずExcel・Word・PowerPointは使いこなせるレベルにしておこう!

Excel・word・PowerPointは社会人として習得必須項目になっていますから使いこなせるレベルにしておきましょう。

Webディレクターになった場合にはプレゼンテーションを行う機会も多くなります。その際にはPowerPointを使うようになります。

文書作成にはWord、数字の分析にはExcelを使うことになります。

PowerPointとWordはワープロソフトのようなもので使い方も簡単ですからすぐに覚えられますが、Excelは奥が深くて関数やピボットテーブルやマクロを使いこなせるようになれば効率よく仕事が進めらるようになり極めればとても面白く感じます。

特にExcelは見積書や請求書、それにグラフや分析用書類まで何でも作れますから一番重要で、CSVファイルでアクセスと連携することもできます。

この3つのソフトはWebディレクターにならずとも、ほとんどの会社で利用されていますから現職が事務であろうと営業であろうと覚えておいて損はありません。

ビジネスマナーやメールの使い方も学んでおこう!

クライアントのやり取りは対面・電話以外にもメールでやり取りする機会も多々あります。

ビジネスマナーやメールの使い方は一般企業でも必須項目ですから学んでおくことをおすすめします。

相手の知識に合わせた会話を心掛ける

Webディレクターの仕事に慣れてくると社内でIT用語を使うことも増えますが、クライアントの知識に合わせた会話を心掛けることも大事です。