フリーランスに資格や学歴は不要なのか

フリーランス

会社の新卒の採用試験であれば何よりもまず学歴が重要視されますよね。

どこの会社も綺麗事をいったところで所詮は学歴ありきの人柄を見るために面接をしているといったところではないでしょうか。

就活の際には学歴フィルターなるものも存在していますし、中途採用であれば前職の経歴の他に努力の一つの指標ともなる資格も重要視されますよね。

学歴や資格があれば面接の際にも話に説得力を持たせることもできます。

しかしフリーランスには資格や学歴は基本的には不要です。

それは完全実力主義の世界だからです。

口であれこれ説明するよりも成果物で全てを物語るのがフリーランスなのです。

スポンサーリンク

知識があることより実力があることの証明が大事

クライアントからすると知識があるのかどうかより、求める仕事が出来るのかどうかが重要なのです。

いくら高学歴でIT系の資格を持っていても顧客が望む成果物を出せなければ意味がありませんし、逆に学歴や資格がなくても誇れる実績や創造性に富み顧客が望む作品を作れたり、魅力的な文章が書ける人が必要とされる世界なのです。

もちろんどんな仕事に就くにしても知識は豊富な方がよいので高学歴で資格持ちであることに越したことはないのですが、それ以上に世間や顧客のニーズにマッチしているかが重要なのです。

ITの専門学校に通い資格を取ってSEOの会社に入社した人でもコードを書けずにサイトを作れない人はいますし、資格も何もなくても独学でプログラミングを勉強し集客できるサイトを作れる人もいるのです。

もちろんフリーランスとしてやっていけるのは、 後者の資格はなくてもサイトを作れる人です。

フリーランスが資格だけで判断されない理由

フリーランスが資格だけで判断されないのには理由があります。

例えばクライアントがサイト作成の依頼をしたい場合に、次の2人の内どちらに依頼するでしょうか?

■Aさん・・・過去に専門学校で学んだITの知識や資格はあるが、サイト作成の経験はなく最近のSEOについて何も知らない。

Bさん・・・資格も何もないけど、様々なジャンルでサイトを10個作った経験があり、最新のSEO情報をキャッチするのが上手くビッグキーワードで上位表示させられる技量がある。

過去に学んだ知識や資格だけがあっても、今現在で集客できるサイトを作れなければ意味がないのですから、誰がどう考えてもBさんに依頼しますよね。

特にIT業界は1年後2年後には情報が目まぐるしく変わってしまうので、専門学校で習った内容が卒業後にも通用するとも限らず、常に自分から最新の情報を取りにいく人間でないとやっていけないのです。

エンジニアの仕事にしてもアプリ開発にしても同じ事が言えます。

フリーランスは資格を取得しても仕事はもらえません

先日、「フリーランスになりたいのですがITパスポートの資格を取得した方がいいですか?」と聞いてきた人がいましたが、別になくても全く困りませんし資格を取得したからといってそれで仕事をもらえるかというと決してそうではないのです。

それでも、本人が勉強したければすればよく、ライターになった後でITパスポートの記事を書くようなことがあれば資格取得の勉強をしておいて正解だったと思うでしょうし、知識としては蓄積されますから何かの役には立つでしょう。

それにフリーランスから会社員に転向する際には業種に沿った資格が重要視されますから、長い目で見ると資格は取っておいて損はありません。(会社の中途採用は履歴書・職務経歴書でほぼ決まりましてそこに明記する資格は努力の証明にはなりますからね)

しかし、フリーランスには資格よりも何よりも、クライアントの希望通りの成果物を提出する事が大切です。

フリーランスは自分のサイトやブログが実績(履歴書の代わり)のような物になりまして、それを見た人達から仕事の依頼が来ることもありますからね。

こういった仕組みを全て理解した上で、興味のある資格試験の勉強をすれば後悔する事もないでしょう。

フリーランスや起業家は行動しながら勉強すればいい

フリーランスや起業家にまず必要なのは行動力です。

もちろん、マーケティング・法律・財務経理・経営等熟知していた方がいいのですが、起業準備を始めながら不足する知識を補っていくような形でも問題なく、要所要所を理解すれば後は専門家に任せてもいいのです。

まずは、できる事から始めてみて足りない部分はその都度、勉強していけば吸収も早くなります。

とにかく資格や学歴より、「この人に依頼したい!」「任せて安心!」と思ってもらえるような仕事をすることが重要なのです。